この曲を始めて聞いた時の衝撃というのか、一見なんの意味もなくめちゃくちゃだと思われる歌詞なんですけど、噛めば噛むほど味が出てくるというのか、その奥深さにはまってしまうというのか、いわゆる脱力系(今でいうところの、ゆるキャラ)。
そういった頭の混乱を招くのが、作詞を井上陽水、作曲を奥田民生が担当と聞くとなおさら・・・。
でも、このふたりの名コンビが1990年代半ばの潮流を見事、芸術的に体言してくれたのも確かです。
「アジアの純真」がリリースされたのが1996年。前年の1995年は、コンピュータに画期的なコペルニクス的転換をもたらした、MicrosoftのWindows95が発売された年。「アジアの純真」の歌詞の中にも出てくる「アクセス」というのは、Windows95なくしては普及しなかったのでは(?)・・・。
それから、「アジアの純真」のアジア。確か当時、NIES(ニーズ:新興工業経済地域、Newly Industrializing Economies)やNICS(ニックス:新興工業国、Newly Industrializing Countries)と呼ばれた国々の経済成長がすごかったのかな。今の中国のような感じだと思っていただければ分かるかも・・・。
でも、1997年のアジア金融危機を境にその言葉は余り聞かれなくなりましたが、「アジアの純真」の「アジア」はそのことではないかと、当時わたしは勝手な解釈をしていましたが・・・(実際のところ、どうなのかな?)
それでは早速、PUFFY(パフィー)の「アジアの純真 - THE VERY BEST OF PUFFY/amiyumi JET FEVER」をYouTubeで視聴してみましょう。
☆PUFFYベストアルバム・・・「THE VERY BEST OF PUFFY/amiyumi JET FEVER - PUFFY」